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仕事を円滑にする職場の人間関係学

社会人の交際学ービジネスマンの心得

実務能力だけでは不十分。出世に必要な条件は。実務能力はあるのに出世しない人間、さして仕事はしないのにとんとん拍子で出世する人間...どこでその差がつくのか。上司が新入社員の仕事ぶりを評価するポイント。

会社に入ったら、仕事の成績を上げることのほかに、心得るべきことがいくつかある。

新入社員の心得

入社したばかりで、最初から責任ある仕事を任されることはまずない。だから、問題となるのは仕事の結果よりも、その過程である。なかでも上司にまず目につくのが、仕事に向かう姿勢と周囲の人間に示す態度だ。

まず、朝は始業時間に余裕をもって出勤し、終業まで気を抜かない。

どんなに細かい仕事でも、一生懸命に取り組む姿勢が大切である。入社して数ヶ月たつと、「自分には能力があるのに、雑用ばかりでやりたい仕事をちっともやらせてもらえない」とふてくされる人が出てくるが、これはもってのほかだ。

雑用をしっかりこなす姿は、きちんと上司の目に入っている。雑用だからといい加減な仕事をしていたら、大きな仕事など、とても任せてもらえない。「雑用ができる人は仕事ができる」とまで言う人がいるくらいだ。

また、人間関係も大きなポイントになる。「あいつは頭はいいかもしれないが、協調性はゼロだ」と上司に判断されたら、会社人間としては失格である。

社会人の人間関係

社会人になったからには、社会人にふさわしい、人とのつきあいかたがある。スムーズな人間関係は、ビジネスの絶対条件だ。そのための原則を習得しておこう。

もちろん、人間相手だから、「これがいつも正しい」という法則はない。相手や場面に合わせて、態度を工夫することが必要になってくる。

しかし、基本的な注意事項を覚えておけば、あとは経験から学ぶことができる。

学生とはここが違う

学生時代は、自分の気の合う仲間とつきあっていればよかった。友人同士で理解しあえば、「いつも悪いなあ」のひとことで多少のムリも許されたし、ケンカをしても「ゴメン」と言えばすぐに仲直りができた。

相手がそれでも気を悪くしていれば、「いいよ、もうおまえとはつきあわない」と言うこともできた。

社会人になったら、こういう甘えは許されない。まず、どんな人とも、一定の礼儀を踏まえて、長くつきあえるようにすることが大事だ。

黙っていてもわかってくれるだろうとか、自分にはほんとうは悪意はないのだ、などと考えても通らない。伝えたいことは、言葉や文章の形ではっきり表す必要がある。

逆に、あまり率直になっては損をすることもある。

たとえば、上司の欠点がなにかと目についたとしても、それを面と向かって指摘していたら、仕事はうまくいかないだろう。

会社に入ってある部署に配属されたら、そこが自分のつきあいの場。上司も、取引先も、自分の好き嫌いで選ぶことはできないのである。

社内のチームワークが大事

会社は、複数の人間が集まった組織である。組織が動いていくためには、共通の目的を必要とする。

目的とは、もちろん「利潤の追求」だ。このためにいろいろな行動を起こすわけだが、個人個人がバラバラに行動していては効果が上がらない。

新しいことを決めるときにも、決定したことを実行するときにもチームワークが必要だ。これを乱す人間は、いかに仕事ができても、結果的には「利潤の追求」という目的に反するのである。

実務能力と人間関係

それでは、実務能力と人間関係と、どちらが大事なのだろう。これは一概には言えない。

しかし、能力があるのにいつまでたっても出世しない人がいる一方で、たいした仕事もしていないのにとんとん拍子に出世する人がいるのも事実だ。だいいち、周囲に嫌われてしまったら、いくら好きな仕事でも毎日が針のむしろに座っているようなものだ。

「学生時代にはなにもかもうかくいっていたのに、会社に入ってからはちっともおもしろくない」という人の多くは、人間関係で失敗している。とくに優等生タイプにこういう悩みをもつ人が多い。

どんなに能力があっても、人間関係は、決しておろそかにしてはいけないのである。入社したときから、上司や同僚とのスムーズなつきあいを心掛けておくことが必要だ。

遅刻より早退がマシ!?

遅刻をすると、会社が一日のスタートを切るときにいないことになり、部課のチームワークを乱してしまう。

どうしてもという用事のあるときは、むしろ早退のほうが自分や同僚の仕事に与える影響は少ないだろう。

寝坊のため遅刻するなどは、もってのほかだ。早起きの習慣をつけ、余裕をもって家を出るようにしよう。きちんと朝食をとり、新聞を眺める時間があれば、仕事の始まりも快調だ。

新入社員はとくに、始業の15分前に到着するぐらいの心掛けが必要。仕事に向かう態勢を整え、5分前には業務を開始すること。

それでも交通機関の事故などで、どうしても遅れてしまうことがある。こんなときは、すぐに電話を入れること。「○時○分までには着きます」というときは、少々余裕をもって計算する。告げた時間にまた遅れたのでは、こちらも焦ってしまい、その日の業務に差しつかえる。

出社したら、自分の席に着く前に上司のもとへ行き、まず遅刻したことを謝り、そのあとで理由も簡単に説明する。

長々と言い訳するのは避けること。それでなくても仕事の開始が人より遅れているのだから、一刻もムダにせずさっさととりかかろう。