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仕事を円滑にする職場の人間関係学

相手の性格の見分け方

相手のフトコロに飛び込むために人物を見抜こう。人間の性格は、いろいろな角度から推測、分類できる。服装、体系、話し方、学歴等々。相手の性格に応じた接し方をすれば、それだけ摩擦の少ない人間関係が築ける。

人の性格はいろいろとあり、相手の性格によって、ふさわしいつきあい方も変わってくる。自分と相手の性格のタイプによって、つきあいやすいか、つきあいにくいかという相性もある。

しかし、ビジネス上のつきあいは、個人的なものとは違う。多少相性が悪くても、こちらの努力によって摩擦を減らすことは可能なのだ。

そのためには、相手のタイプを知り理解して、どんな態度が好まれ、どんな態度が嫌われるのかを考えて行動したい。

相手を見分けるポイント

相手のタイプを見分けるには、いろいろな角度から観察することが大切だ。

上司の性格等は、毎日、つきあっているから自然とわかってくる。

しかし、取引先の社員などは、それほどたびたび接するわけではない。セールスマンの場合は、いちどでお客の性格や好みを見分ける必要がある。こんなときどんなポイントに注意したらよいのか、あげてみよう。

  1. 服装の好み

    会ってまず目につくのが服装だ。
    流行に敏感な人、はやりではないが、上等の生地の服を着ている人、ネクタイは高価そうなのにスーツの色と合っていない人、まったく服装に頓着していない人など、服装にその人の性格が表れる。
    さて、判断のポイントは...

    1. 保守的で頑固か、時代に柔軟に対応するタイプか。
    2. 外見より中身にこだわるタイプか、外見を重んじるタイプか。
    3. 神経が細かいか、大雑把か、ルーズか。
    4. 安定した性格か、アンバランスなところがあるか。

    などである。
    服装以上に気をつけたいのが靴だ。高価な靴か、安物か、きれいに磨かれているか、泥がついたままか、などを見ることによって、その人の地位や財産、性格などをかなりの部分で判断できる。

  2. 話し方

    甲高い声か、低い声か、早口か、落ち着いて話すか、話しの筋道がはっきりしているか、話題がすぐに飛躍するかなど。
    高い声の人は、緊張していることが多い。早口も同じ。相手に対して敵意をもっていたり、いまはあまり話したくない、という場合もある。

  3. 体格

    体格に関してはいろいろな説があるが、もっとも有名な分析法は「クレッチマーの類型論」だろう。
    これによると...

    • 肥満型(全体的に肉付きがよく、肌にも張りがある)→善良で社交家、ただし多くの場合「躁期」「鬱期」のような感情の起伏がある。
    • 細身型(体が痩せており、顔は逆三角形)→用心深く、神経質、芸術的、傷つきやすい面と、気が利かない面をもつ。
    • 闘士型(筋肉質でがっちりしている)→几帳面で義理堅く粘り強い。他人に対しても厳格。

    とされている。
    この分析法のほかにも、人相学の本などがいろいろと出ているので、参考にしてみるとよいだろう。

  4. 地位

    考え方や行動の仕方は、その人の社会的地位によっても変わってくる。
    沢山の部下を抱えている人と、他人に命令した経験のない人とでは、人に接する態度が違ってくるものなのだ。これは、上司の気持ちが理解できるか、部下の気持ちがわかるか、という面もあるし、立場からくる判断基準の違いにもよる。

  5. 学歴

    高卒でコツコツやってきた人と、有名大学を出た人とでは、やはり物の見方が違うことが多い。文系・理系でも、かなりの違いがある。
    まわりの友人知人を参考に考えてみればよい。

  6. 出身地

    出身地によって、おおよそのタイプがわかることがある。これについては、「江戸っ子は負け惜しみが強い」とか「大阪人は商売がうまい」「東北人はねばり強い」「京都人は...」「愛知県人は...」などとよく言われるので、見当がつくと思うが、興味があればその関係の本も出ているので読んでみるといい。
    ただし、安易な決めつけは誤解のもとでもあることは言うまでもない。あくまでも、おおざっぱな捉え方として考えるべきだ。

  7. 趣味

    マラソンを日課にしているがんばりタイプか、テニスなどの野外プレーを楽しむ開放的なタイプか、野球観戦が好きな平凡さをもっているか。
    囲碁などじっくり考える遊びを好むか、麻雀などみんなで楽しむものが好きか、謡など伝統的なものに興味をもっているか。
    あるいは、音楽鑑賞など感性に訴える趣味の持ち主か、切手のコレクションなどひとりで収集し、整理して楽しむのが好きなタイプが。

  8. 食べ物や飲み物

    おふくろの味の和食を好むか、朝はパン食の合理的なタイプか、こってりした中華タイプが好きか。
    急いで食べるか、ゆっくり食事をするか。
    陽気にビールのジョッキを傾けるか、日本酒をグッと飲み干すか、気取った手つきでワインを飲むか、スコッチをストレートでやりながら静かに話しをするか。
    以上の他にも、握手のしかた、相づちの打ち方などいろいろなところに判断の材料が転がっている。
    これらは、いちど会って話しをすれば観察できるものも多い。また、事前に入ってくる情報もある。何度か会ってから、話題にのぼることもある。

注意すること

学歴や宗教、収入などをむやみに質問するのは失礼にあたる。とくに親しくならないかぎり、あまりプライベートな話題は避けること。

また、第一印象にこだわるのは危険だ。その人の性格を決めつけて「苦手なタイプだ」と思ってしまうと、それがどうしても顔に出て、つきあいがスムーズにいかない。

何度も会う人なら、少しずつ修正しながら、自分との共通点を探すようにするとよい。出身地や趣味などの共通点が見つかると、とたんに打ち解けることが多い。

相手に合わせたつきあい方

人間は千差万別だから、つきあい方もそれなりに合わせて違ってくる。

しかし、とりあえず次のようなことを覚えておくと、役に立つだろう。

几帳面で神経質な人には

礼儀正しくふるまうことが第一。親しくなっても、馴れ馴れしい態度は慎むこと。服装、身だしなみもきちんとする。

話しはいきあたりばったりではなく、筋道立てて話す。資料もできるだけ準備して論理的に説得する。

時間をかけて信頼を勝ちとれば、とことん任せてくれることが多い。

感情的な人には

その人の気分に合わせた態度をとるほうがよい。イライラしているときに長時間引き止めては、まとまる話しもまとまらなくなる。

約束事は、よく確認すること。早合点をしていたり、うっかり忘れたりという可能性もある。

気難しい人には

約束には、必ず相手より先に着く、相手の好みをよく覚えておく、など細かく気を使う。相手の話題にも、興味を示して相づちをうつ。

最初に努力して、気に入ってもらえればあとはラク。意外に気前が良かったり、人の良い面を見せたりする。

頑固な人には

拒否されたり、叱られたりということがあっても、シュンとしないこと。誠意を示した上で、ねばり強く食いさがれば、心を許してくれる。

最後まで相手を立てる。自説を強調したりすると、打ち解けてくれない。

相手を見抜く上達法

次のような訓練をするとよい

相手を見抜く訓練法

  1. 会う前に、事前に得た情報を基に、その人がどんなタイプか想像してみる。
  2. 会ったときは、相手をなるべく細かく観察する。
  3. 第一印象などを手帳等にメモしておく。
  4. 何度か会ったあとで、第一印象が当たっていたところ、誤解していたところをチェックする。