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ビジネスの第一歩。
ビジネスで違いの出る話し方講座

挨拶の言葉

仕事は挨拶から始まる。挨拶の言葉ははっきりと。「挨拶もロクにできない奴」という言い方もある。社会人として最低のマナーは必要だ。朝は「おはようございます」、夕方は「お疲れさまでした」。「どうも」は挨拶ではない。

挨拶は人間性を表す

挨拶は自分の心を開いたことを相手に知らせる行為である。

心を開いて人を受け入れることにより、自分も相手に受け入れてほしいとする意思表示が挨拶である。つまり、人と人とのコミュニケーションがそこから始まるというきわめて能動的な行為である。

どうも儀礼的、形式的な側面でのみ受け取られがちであるが、挨拶はもともと人間の熱い感情を盛り込んだ行為なのである。それだけに、挨拶ができるかできないか、どういう挨拶のしかたをするかということが、あなたの人間としての評価を大きく左右することになる。

「挨拶もロクにできない奴」「あいつは挨拶のしかたを知らない」という言い方は、いまでもよく使われる。

「挨拶ができない」ということは、ビジネス社会においては仕事の能力以前に、人間としての評価を落とすことにつながる。だからあなたは社会人として、決して挨拶も満足にできない人間になってはいけない。

挨拶の基本の言葉

朝の挨拶を徹底させる

一日の活動が始まる朝、ハキハキした声で「おはようございます」と挨拶しよう。幼稚園の子供みたい、とバカにしてはいけない。

自分が朝の挨拶をスムーズにできたかどうか、他人が元気な声で「おはようございます」と言ってくれたかどうか---そういうことで私たちは案外、一日の気分を左右されてしまうものなのだ。

もし、朝の「おはようございます」を言わずにすませてしまうと、そのあとに必要な挨拶も素直に口から出なくなってしまい、とうとう帰りの「お先に失礼します」も言わないままに、けじめのない一日を送ってしまうことにもなる。

朝、出社したら顔を合わせる人ごとに「おはようございます」と挨拶しよう。挨拶されて怒る人はいない。

挨拶は自分から先にする

他人が挨拶してくれたら自分もしようとか、あの人はロクな返事もしてくれない人だから挨拶するのはやめようとか、そういうせまい了見は捨てること。

挨拶は目下の者から先にするのが原則である。

あなたが新入社員であれば、誰に対しても、あなたのほうから挨拶しなければならない。

とはいえ、気さくな上司が目ざとくあなたを見つけて、先に「おはよう」と言う場合もある。そういうときは、上司に負けないくらい元気のいい声で「おはようございます」と答えよう。

目下の者から先にするのが原則とはいっても、あなたに後輩ができたとき、後輩から先に挨拶されるのを待っている必要はない。

まして、たとえ後輩が先に挨拶しないことがあっても、腹を立てたりするのはやめたいもの。後輩は緊張していて、言葉がスムーズに口から出てこないのかもしれない。

あなたのほうから気軽に挨拶の言葉をかけてあげよう。そうすれば、緊張がとけて後輩の心は開かれ、言葉が自然に口をついて出るようになる。

挨拶の言葉は省略してはいけない

「おはよう」ではいけない

挨拶の言葉を省略してはいけない。たとえば、朝の挨拶は「おはようございます」とていねいに言い、「おはよう」だけですまさないこと。

そのほか、よく使われる「ありがとうございました」「少々お待ちください」なども「ありがとう」「少々お待ちを」と省略すべきでない。

挨拶の言葉は、決して長いものではない。それすらもさらに短くはしょってしまおうとするのは、明らかに心づかいの不足である。

言葉はおじぎが終わってから

来客に対する「いらっしゃいませ」はもちろん、上司や先輩に対して「おはようございます」「お疲れさまでした」と言うときは、おじぎするのが原則である。

おじぎは自分がへり下っていることを示す動作である。したがって、相手に対する敬意を忘れてはならない。

しかし、敬う気持ちはあっても、表現する形を知らなければ、敬意は充分に伝わらない。おじぎのしかたのポイントを知っておくことは大切だ。

おじぎは、頭だけを下げるのではなく、下半身全体を傾けるようにしよう。注意しなければならないのは、おじぎをしながら挨拶の言葉を発しないことだ。言葉は、上体を起こしておじぎが終わってから述べること。

挨拶で差別するな

相手の身なりなどによって、挨拶の態度を変えてはいけない。来客が油のしみこんだ作業服を着ていても、ジロジロ見るようなことは絶対にしてはならない。

挨拶は相手に対して心を開き、敵意のないことを示す行為である。その心を態度で裏切ることは厳禁だ。いつでも誰に対しても、挨拶には笑顔を添えることを忘れないでおきたい。

社外での挨拶も大切

プライベートな時間に、社外で職場の人に出会ったときは、朝ならば「おはようございます」、昼ならば「こんにちは」と状況に応じた挨拶をしよう。挨拶をした後にどうするかはケースバイケースであるが、とにかく目が合ったら挨拶するのが礼儀である。

もしも、どちらか一方、あるいは両方に連れがいる場合には、あなたの連れを「友人です」「妹です」というように簡単に紹介する程度にとどめ、「失礼します」と挨拶して別れるのがよい。同じ職場の人間同士で長話するのは禁物だ。

また、相手が連れを紹介したがらないときは、ムリにこちらから聞き出すのは控えよう。

得意先の人に出会ったら、あくまでもていねいな態度で応対する。

プライベートな時間であるとはいえ、相手が顧客であることにかわりはない。顧客はいつでも「○○商事の山田さん」としてあなたを見ている。○○商事の人間として、「いつもお世話さまです」と挨拶するのも忘れないことである。